教えて!シチタヌキさん!「”針が止まった時計を売る際の留意点”てなに?」(R3.7/3UP)

時計とは?

時計って一口に言いますけど、置時計、掛け時計、懐中時計、腕時計など様々な種類がありますね

うむ。置時計や掛け時計などの基本的に持ち運びをしない据え置きタイプの時計をクロック、懐中時計や腕時計などの携帯可能なタイプをウォッチと言うんだったね

私たちが日頃、身近に使用しているのは腕時計(ウォッチ)ねぇ♪

ぽんぽん♪そんな腕時計も駆動方式によって機械式とクオーツ式の2つに大別されるぽこ♪

それぞれについての詳細は以前のコラムにも書かれているから省くけど、機械式はぜんまい、クオーツ式は電池を動力源としているんだったね

機械式の腕時計はぜんまいを巻きさえすれば動作し、クオーツ式の腕時計は電池寿命があれば動作しますね!

その通りだぽこ♪この2つの駆動方式の違いが買取にも関わってくるぽん♪

時計買取の実際

どういう風に関わってくるのぉ?

腕時計を売ろうとしたとき、その場で即現金化されず、一旦預かられたことはないかな?

そういうケース、タイキでもよくありますね。そして、そのほとんどはクオーツ式ですね

クオーツ式の動力源は電池だから、それが寿命切れしてたら当然動作しないぽん♪動作しない時計を買い取ってもどうしようもないから、買い取るとなると電池交換をして、正常に動作するかを確認する必要があるぽん!

電池交換して、動作を確認するだけならすぐじゃないのぉ?

いや、こまめに電池交換をして大切に使っている場合ならいいんだけど、長期間放置されてた場合、電池が液漏れを起こして電子回路部分に影響を及ぼしている場合があるんだ。この場合、電池交換をしても動作しないことがよくあるし、よしんば動作したとしても、液漏れによる後遺症で精度が落ちたり、電池切れを起こす間隔が狭まったりすることがあるから、針が止まったクオーツ式時計の場合は一旦お預かりして、電池交換をしてから最低でも1日は経過を観察する必要があるんだよ

後日、経過に問題が無ければ買取りということですね!

ぽこ!もちろん、電池交換をした後の売却であれば電池交換代は一切頂かないぽこよ♪ただ、交換をした後に「やっぱり売るのやめます」という場合は交換代を頂くぽん!

ほぅほう。ちゃんと動いてるクオーツ式なら、その場ですぐ売って現金化出来るけど、動いてない場合は電池交換をして、ちゃんと正常に動作するかを確認してからの買取になるってことねぇ♪ちなみに、機械式の場合はどうなのぉ??

機械式の動力源はぜんまいで、ぜんまいは電池と違って巻けばいつでも動作するから、竜頭を巻いたり回転錘(ローター)を回したりして正常に動作するかをその場で確認するだけだね

ただ、中には動作しないものもあるぽん…。高い所から落としてしまった、水没させてしまった等の場合はもちろんのこと、オーバーホール(分解掃除)と呼ばれる車でいう車検を何年を受けてない機械式時計は内部の機械部品がサビたり摩耗したりして正常に動作しなくなることがあるぽん…

じゃあ、クオーツ式同様に一旦お預かりして、修理後の経過を見て買い取るということですか?

いや、この機械式のオーバーホールはクオーツ式の電池交換と違って時間がかなり掛かるんだ。何せ機械式は幾十幾百の小さな機械部品が精巧に組み合わされたもので、それを1つ1つ分解・点検・整備・再組立てしてるからね

そんな緻密な整備は熟練の時計技師しか出来ないし、必要に応じて破損しているパーツも交換して最高のパフォーマンス状態に復元してくれるわけだから、当然、オーバーホールには万単位の費用が掛かってくるぽこよ♪

ひぇぇ…

だから、動作しない機械式時計の場合は正常に動作している状態での時計買取価格から大まかなオーバーホール費用を差し引いた値で買い取るようにしているんだ

じゃあ、そもそもの買取価格が6万円くらいで、オーバーホールに2万円ほど掛かりそうな場合は4万円で買い取ってくれるというわけですね!

そゆことぽん♪ただ、あくまでオーバーホール費用は長年の経験に基づく予測で、実際に技師が蓋を開けて中身を見て、修理してみないことには正確な値段はわからないぽこ…。時間が掛かってもいいから正確なオーバーホール費用を差し引いた値で買取して欲しい場合は一度お預かりすることになるぽん♪

その場合はクオーツ式と同様に、オーバーホール後に売却をキャンセルしたらオーバーホール費用だけは頂く形になるというわけねぇ♪

うむ。あとは、電池交換やオーバーホールの費用が時計そもそもの買取価格を超えるような場合は買取出来ない場合があるから、そこも注意だね

なんにせよ、査定は無料だぽんで、針が止まった時計でも一度タイキに持って来てみてぽこ♪