教えて!シチタヌキさん!「”色石の査定が厳しい”のなぜ?」(R3.6/26UP)

そもそも色石って??

色・輝き・透明度・模様・形などの美しさといった審美性、長期使用しても壊れたり変色しない耐久性、身に着けても負担にならない携行性(けいこうせい)、そうざらにあるものではないという希少性を持つものーーーそれが宝石だぽんね♪

そんな宝石は無機物のもの(鉱物)有機物のものの2つに大別されるんでしたね

無機物宝石で有名なのはダイヤモンドルビーとかで、有機物宝石で有名なのは真珠琥珀とかねぇ♪

うむ。そして、色石(カラーストーン)というのは無色透明のダイヤモンド以外の色のある宝石のことだよ。ルビーサファイアエメラルドはかなりメジャーな色石だね

さて、ここで質問なんだぽんが、ダイヤモンドは高価なものっていうイメージがあると思うんだぽこが、色石にはどういうイメージがあるぽんか??

色とりどりで個性的で可愛らしくてぇ…。何より、やっぱり高価なものっていうイメージがあるわねぇ♪だって、宝石だもん!実際、ちらっと宝飾店とか覗いて「あっ、このルビーの指輪かわいい!」と思って値札を見て「ぉぉう、お高い...」と絶望することも多いしぃ…

うむ。確かに、色石が付いた指輪やネックレス等のジュエリーはお店で買うとなると高価なものだよね。でも、いざそんな色石ジュエリーを売るとなると、色石によっては石自体に値が付きにくい、そもそも値が付かないことが多いのは知ってたかな?

………っえっっ!!!!

ジュエリーはなぜ買うと高いのか?

色石ジュエリーは買うと高いものだから、色石自体も当然売るとそこそこ値が付くという先入観があったんですけど、違うということですか!?

その疑問に答える前にまずは、ジュエリーを買うと高い理由をざっと言っておくぽん!
①そもそも使用される宝石の品質・希少性が高い
②加工代・デザイン代・ブランド代が上乗せされている
③販売店のコストが上乗せされている
大きくこの3つの要因が挙げられるぽこね♪

まず①についてだけど、宝石は限りある地球資源という点で価値を持つものだよ。でも、その価値は品質によってかなり左右されるよ。安価なジュエリーなら低品質のものでもいいけど、高価なジュエリーはそれ相応の品質を持つ宝石を使わなければならない。もともと希少性がある宝石の中から品質の高いものを選りすぐっているわけだから、そんなジュエリーが高くなるのは当然のことなんだ

確かに…。いくら宝石だからって、粗悪な品質ものも高くなるわけではないですよね。高価なジュエリーはそれだけ品質の高い、希少中の希少の宝石を使っているということなんですね!

そうぽん♪あとは、宝石によって産出量や埋蔵量が違うから、それらが極端に少ないレアリティの高い宝石は多少品質が悪くても高価になるぽんよ♪それが高品質ともなると、恐ろしい値段になるぽんよ...

じゃあ、たまに見かけるズバ抜けて高いジュエリーは、そんな幻級の宝石が使われているからなのねぇ...

次に②だけど、宝石は原石のままで売られることは少ないよ。大体は原石に磨いたりカットしたりといった加工を施して、その原石が持つ魅力を最大限に引き出しているんだ

ほえぇ、その加工って化粧みたいなイメージねぇ♪じゃあ、煌びやかな宝石たちの価格は宝石そのものの価値にメイク代が含まれたものということなのねぇ!

そんなイメージだぽん♪更に、ジュエリーとなるとデザイン代も上乗せされてくるし、そのデザインがブランドによるものとなるとブランド代も上乗せされてくるぽん♪

ジュエリーとして重要な見栄えを左右するデザインの考案には手間暇かかるでしょうし、それが名のあるブランドやデザイナーによるものだったら製品にブランドバリューやネームバリューが付いてくるから、そんなジュエリーが高額になるのも当然のことですね!貴金属を用いてたら貴金属代も掛かるでしょうし…

金メッキ製品やシルバー製品のような貴金属としての価値はあまりないものでも高額になり得るのは、そこに加工代・デザイン代・ブランド代が上乗せれることで1つの製品としての価値が生まれているからなんだよ

なぁるほどぉ!!

最後に③についてだぽんけど、高額なジュエリーを数多く取り扱うお店は設備や警備などに相当なコストを要するから、その分を販売価格に含めないと利益を上げられないという事情があるんだぽこぉ…

もちろん、これら3つの要因がすべてではないだろうけど、ジュエリーを買うと高い理由はわかってもらえたかな?

色石買取の実際

ジュエリーを買うと高い理由はよぉーくわかったわぁ♪でも、それならなんで色石によっては売ると安かったり、そもそも値が付かなかったりするのぉ?

その疑問を解消するためにはまず、さっきも言ってた色石ジュエリーは買うと高いものだから、色石自体も当然売るとそこそこ値が付くだろうという先入観を捨てる必要があるね。実は、色石ジュエリーは買うと加工代やデザイン代、ブランド代、貴金属代、コスト代などが含まれているから高いだけで、色石自体は値が付くものとそうでないものがはっきり分かれている

衝撃的事実ですね…!!やはり、値が付く宝石と言うとダイヤモンドルビー・サファイア・エメラルドといった色石ですか?

そうぽこぉ!とりわけ、この4つの宝石は貴石(きせき)とも呼ばれ、これら4貴石は四大宝石として世界各地で取引されているぽんね♪それだけ需要が高いということだぽん♪

世界的に需要が高いってことは、その四大宝石なら売る時に値が付くというわけねぇ♪

その理解で間違ってはいないんだけど、必ず値が付くかと言われればそうでもないんだ

え!!?どゆことよぉ??四大宝石なんでしょぉ!!?

まず、買取で値が付く筆頭はダイヤモンドなんだけど、その理由はダイヤモンドには統一された評価基準があるからなんだ

ぽこ♪肉眼やルーペによる目視、鑑定書があるならその記載内容も照らし合わせてダイヤモンドの4Cをしっかり評価すれば、「この評価のものならこのくらいの値段」という相場に基づいて買取値がしっかり出せるんだぽん♪

鑑定書があればどこも同じような買取値になると思うけど、無い場合は査定する人の目視による評価になるから、お店によっては買取値に多少のバラつきが出るかもしれないね。でも、ダイヤモンドに関しては値が付かないなんてことはよっぽどじゃない限りない

じゃぁ、ダイヤモンド以外の色石も4Cとやらの相場に基づいて買取すればいいんじゃなぁい??

そうもいかないんだぽこ…。4Cはダイヤモンドだけの評価基準だぽこ!色石に関しては、ダイヤモンドみたいな明確な評価基準がないから、相場もないんだぽこぉ…

ということはつまり、色石はダイヤモンドのように「この評価のものならこのくらいの値段」という相場がないから、査定する人によって提示金額が変わるということですか?

そういうこと。例えば、タイキでは「素晴らしい!10万円で買取します!」となったとしても、違う店では「…んー。5万円くらいですかねぇ」となる可能性もあるということだよ。もちろん、その逆も然り。色石には統一された相場もないし、加えて、本物と偽物との判別がダイヤモンドよりも困難だから、なかなか踏み込んでの査定はシビアでリスキーというのが中古買取店の実際だと思うよ

信頼できる鑑別機関が発行した鑑別書があれば、本物か偽物か断定できますけどね…。無い場合は判別が困難ですし、色石には似たような色のものも多いから、その色石が何であるかを断定するのも至難の業ですね…

そんな難しい色石でも、ルビー、サファイア、エメラルド、ブラックオパール、血赤サンゴ、アレキサンドライト、(クリソベリル)キャッツアイ、タンザナイト(ブルーゾイサイト)、デマントイドガーネット、パライバトルマリンあたりのものは品質にもよるぽんが、値が付く可能性が高いぽん♪

逆に、よく持ち込まれるアメジスト、シトリン、アクアマリン、トパーズ、トルマリン、ガーネット、トルコ石、真珠などの色石は値が付かず、石だけ外してお返しする場合がほとんどだよ

あー、よく「この色石の指輪、買った時は高かったのに、売ると思ったより石には値が付かないんだ」「そもそも色石は外して返されるんだ…」っていうことがあるけど、高いのはジュエリーとして諸々の代金が上乗せされた結果であって、その色石自体の価値で高くなっているわけではないからだったのねぇ...

そう。だから、高価な色石ジュエリー=色石ならなんでも高価という先入観を買取においては無くさないといけないんだ。まぁ、品質が極めて高かったり希少だったりする色石の場合は色石自体にも高値が付くこともあるし、デザインが秀逸だったら値が付かないとされる色石にも値を付けることもあるから、一概には言えないけどね

それくらい、色石の世界は難しくて奥が深かいんだぽん♪でも、タイキには日頃から色石ジュエリーの買取依頼が来るし、色石の確かな査定眼と卸先を持っているぽこ♪だから、「この指輪の色石はどうだろう…?」という場合は一度、タイキの無料見積もりをご活用くださいぽん♪

色石は実際、目で見て査定しないことには何とも言えないからね。正直言いますと、買った時と比べるとどうしても衝撃的な買取額になる場合がほとんどですが、それでも精一杯査定させていただいた結果です。納得いかなければキャンセルも可能ですし、他店ならどのくらいになるか?を確認しに行ってもらっても構いません。一度、気軽にお越しくださいね!