教えて!シチタヌキさん!「”シルバー製品の査定が厳しい”のなぜ?」(R3.6/19UP)

そもそもシルバーって??

シルバーって銀(Ag)のことですよね。アクセサリーに限らず、食器とかにもシルバー製のものをよく見かけますね

他にも、電子機器の半導体やカメラのフィルムなどにも使われているぽんね♪

タイキによく持ち込まれるシルバー製品というと、やっぱりシルバーアクセサリーとか純銀杯とかかしらねぇ

さて!ここでいきなりだけど、貴金属と言われて思い浮かぶものを3つ言ってください!

そりゃぁ、金・銀・プラチナでしょぉ!!よく見聞きするフレーズだし♪

その通り!ちょっと難しいかもだけど、貴金属は金(Au)・銀(Ag)・プラチナ(Pt)・パラジウム(Pd)・ロジウム(Rh)・ルテニウム(Ru)・イリジウム(Ir)・オスミウム(Os)という8つの貴金属元素の総称だよ

まぁ、要するに、シルバーもれっきとした貴金属の1つだよってことですね

そうだぽこぉ♪じゃあ、そんなシルバー製品を売ろうとした時、査定はどうなると思うぽこか??

なんか真珠の時と似た展開ねぇ...。もしかして、シルバー製品の査定は厳しいのぉ??

おっ、なかなか鋭いね!そう、シルバー製品の査定は厳しくて、なかなか値が付かなかったり、そもそも買取できない場合が多いんだよ

やっぱりぃ!!でも、どうしてぇ?シルバーも貴金属なんでしょぉ?

確かに。同じ貴金属仲間の金やプラチナはあんなに高いのに、シルバーが厳しいのは腑に落ちませんね…

じゃあ、そこらへんの疑問を解消していこうかぽんね♪

シルバーの希少性

まずは、純金・純銀・純プラチナの1gあたりの買取金額にどれくらいの差があるのかを大手貴金属取扱店を参考に見てみようか。まず純金は7,248円/g、純プラチナは4,418円/g、そして純銀は106円/gとなっているよ(2021/06/10時点)

あっじゃ!!?銀だけ安すぎない!!?

金も銀もプラチナも貴金属で、同じ限られた地球資源であることに変わりはないぽん♪ただ、金やプラチナに比べると銀の産出量・埋蔵量は遥かに多いと言われているぽん!その希少性の違いが顕著に価格差としてあらわれているんだろうぽんね!

もちろん、希少性の違いだけが価格差の要因ではないよ。もう1つ挙げるなら、化学的な安定性の違いだね。身近な例で言うと、金やプラチナのアクセサリーは変色しにくく、その美しさを長期的に保つことができるけど、銀のアクセサリーは変色しやすく、黒ずんで輝きが失われてしまう。そういった安定性の違いからも価格に大きな開きがあるんだろうね

にしても106円/g(2021/06/10時点)ですかぁ…

しかも、この値段はあくまでも大手貴金属取扱店での買取値だからね。うちみたいな買取店が自店で買い取った貴金属を卸す際の値段だから、一般のお客さんが買取店で売る場合は106円に店それぞれの利率を掛けたものになるから、もっと安くなるよ

だから、タイキではシルバー製品が持ち込まれた場合、まずは売らずにご使用いただくことをおすすめしているぽこよ♪もちろん、安くてもいいからとにかく売りたい場合は喜んで買取するぽこよ!!

シルバーの品位(純度)

まぁ、とりあえずはシルバー製品だったら安価ではあるけど、買い取ってもらえるってことでいいのよねぇ??

これがちょっとシルバーは特殊なんだよ。その理由を説明する前に、貴金属の品位(純度)について簡単に触れておこうかな

金製品にあるK18750、プラチナ製品にあるPt850Pmみたいな刻印のことですね!

うむ。ちゃんとした金やプラチナ製品には、その製品に含まれる金ないしプラチナの純度を表す刻印がしっかりとある。例えば、K18や750と刻印のある金製品の場合、その製品には75%の金が使用されているということ、Pt850やPmと刻印のあるプラチナ製品の場合、その製品には85%のプラチナが使用されていることがわかるんだ

さっき、大手貴金属取扱店での純金・純銀・純プラチナの1gあたりの買取金額(2021/06/10時点)が出てたけど、これは製品に使用されている金・銀・プラチナの量が100%の時の価格だぽこ♪つまり、K18や750のような75%の場合は「7,248円×0.75×店それぞれの利率」で1gあたりの買取価格(2021/06/10時点)が決まっているんだぽん♪

ふむふむ。要するに、金やプラチナ製品はその刻印さえ見れば、純度ごとに算出された価格でしっかり買取できるってことねぇ♪でも、シルバーにも刻印はあるんじゃないのぉ??

ここからがシルバーは特殊といった理由についての本題になるんだけど、確かに、シルバー製品にも刻印が打たれたものもあるよ

925純銀(1000)という刻印ですね!シルバーアクセサリーでよく見られる925は銀92.5%と銅7.5%の合金でスターリングシルバーと呼ばれるものですね。単に925と刻印されたりAg925SV925と刻印されたりしますね

そういう風にちゃんと刻印があるシルバー製品なら問題はないぽん♪例えば、925と刻印のあるシルバー製品なら、シルバーの使用率が92.5%だから「106円×0.925×店それぞれの利率」で1gあたりの買取価格(2021/06/10時点)が決定できるぽん!!

でも、シルバー製品にはSILVERとしか刻印が打たれていないものが非常に多いんだ。ここで問題になってくるのが、その製品に1%でも銀が使用されていたらSILVERと刻印が打てるというところなんだ

1%だけでも!!!??

もちろん、SILVER刻印でも92.5%の銀が使用されている製品かもしれないけど、それだったら925、Ag925、SV925と刻印を打つよね?

確かに…。わざわざ怪しまれる刻印を打つメリットはありませんよね…

金製品にKとだけ刻印されたり、プラチナ製品にPtとだけ刻印されたりしているようなもんだぽん…。「結局何%含まれてるの?」っていうのがSILVER刻印だけではわからないから、SILVER刻印のみのシルバー製品は買取ができないんだぽこ…

シルバー製品によっては高いものも!?

なるほどぉ…。まぁ、925みたいな刻印さえあればシルバー製品も買い取ってはもらえるってことよね!まぁ、同じ重さのネックレスだったとしても、金やプラチナ製のものと比べると雀の涙だろうけどぉ…

基本的に、金・銀・プラチナ製のアクセサリーは重さのみで買取するから、破損していたり欠品していたり古いデザインだったり需要がなかったりしても問題はないんだ。K18のネックレス10gを売るとなったら、単純に「10g×その日のK18買取単価」で買い取るということだね

でも、中には名のあるブランドやデザイナーが手掛けたようなアクセサリーもあるぽこね?それが流行りのデザインで需要があり、そのままの状態でも店頭で小売りが出来ると判断したものに関しては、重さでの買取値にブランド代やデザイン代が加算される場合があるぽん♪

じゃあ、GUCCIやTIFFANYみたいなブランドもののシルバー製品だったら、多少は値が付く可能性があるということですね!

うむ。まぁ、実際持ち込まれたシルバー製品の状態やデザイン、需要があるかないかを吟味した上で、重さのみで買い取るかブランド代・デザイン代を加味するかを判断させてもらうよ。ちなみに、これは何もシルバー製品に限った話じゃなくて、金・プラチナ製品もブランドもので、店頭で十分販売できると判断できるものだったら、重さでの買取値にブランド代・デザイン代をしっかり上乗せさせてもらうよ

ほぅほぅ♪ノーブランドだったり壊れてたり人気がないものだったりしたら重さのみの値段になっちゃうけど、しっかりしたものだったらチャンスがあるってことなのねぇ!

そういうことだぽん♪「どうせ、シルバー製品はどれを売っても安いから…」と思わず、一度、眠っているシルバー製品があったら、タイキの無料査定を利用してみてほしいぽん♪

「んー、その値段ならやめときます…」っていう場合もキャンセル料は一切いただきませんので、お気軽にご利用くださいね!

従業員一同、お待ちしております!