教えて!シチタヌキさん!「”誕生石”てなに?」(R3.10/9UP)

誕生石のルーツ

ふと気になったんですけど、誕生石ってよく見聞きする言葉じゃないですか?その起源って何なんですか?

お答えしましょう。誕生石のルーツは諸説あるんだけど、有名なのは旧約聖書の『出エジプト記』に登場するイスラエル祭司長が着用している「裁きの胸当て」という胸当てに嵌められた12種類の宝石が起源だと言われているよ

他にも、新約聖書の『ヨハネの黙示録』で描かれる聖都エルサレムの12の城門に使用されている土台石が起源だとも言われているぽんね♪他にも聖書に出てくるイスラエル12部族を象徴する石12の天使天体の12宮(星座)なども起源とされているみたいぽん♪

へぇぇ…。誕生石のルーツは聖書にあるのねぇ♪

そうみたいぽこね♪この起源をもとに17~18世紀頃にユダヤ人宝石商が誕生石を考案し、宝石の交易が活発になると共に、世界に誕生石という概念が広まっていったんだぽん♪

ふむふむ。ところで、そうやって各国に広まった誕生石の選定ってどこも一緒なんですか??

いや、どの宝石をどの月の誕生石にするかといった選定は国や地域によってばらつきがあったんだ。なんせ、採れる宝石や宝石に抱くイメージ、そもそもの文化などが違うわけだからね。だから、宝石の普及も兼ねて、1912年にアメリカ宝石業界が誕生石を初統一したんだ

この統一を受けて、各国もそれぞれアレンジを加えながら誕生石を選定していくんだぽん♪

日本の誕生石

ということで、日本で選定されている誕生石の一覧を見てみてほしいぽん♪

あるぇ…??てっきり各月1個ずつで計12個しか誕生石はないものだと思ってたんだけどぉ??

聖書のくだりで僕もそう思ってました!全部で21種類の宝石が誕生石として選定されていて、誕生石が1つの月もあれば2つ以上の月もあるしでバラバラなんですねぇ

そうだね。そもそも、日本の誕生石はアメリカのをベースに1958年に全国宝石商組合が選定したんだけど、日本とアメリカの誕生石を見比べてみると3月・5月・6月・8月・12月で違うのがわかるね

このように誕生石は世界的にも共通の部分が多いんだぽんけど、国によってアレンジが加えられていたり時代によっても変更されたりしているんだぽんよ♪

ほぇぇぇ!!国だけじゃなくて、時代の流れによっても誕生石って変わってくるのねぇ♪

確かに、ちょっと調べてみると同じ国でも今と昔では全然誕生石の選定が違うのがわかりますね

うむ。ちなみに、アメリカは2002年にタンザナイトを12月の誕生石に追加したんだけど、日本では2019年頃に追加といったように割と最近でも誕生石の追加選定はあったんだよ

追加選定と言えば、2月にクリソベリルキャッツアイ、3月にアイオライト、4月にモルガナイト(ピンクベリル)、6月にアレキサンドライト、7月にスフェーン、8月にスピネル、9月にクンツァイト(ピンクスポジュメン)、12月にジルコンが日本の誕生石に加わるかもっていう噂もあるみたいですね

それが本当なら、1958年以降初の一挙大量追加になるわねぇ♪

まぁ、あくまで噂だからね。最後に、誕生石で検索すると色々なサイトが出てきて、中には今回紹介したものとは微妙に違う誕生石の一覧を紹介しているサイトもあるんだけど、誕生石ってその国や地域の文化・伝統・流行などを色濃く反映しつつも結局は人が決めるものだから、人によって解釈に差が出てくることもある

だから、今回紹介したものも1つの参考として受け止めて欲しいぽん♪人が決め、国や地域によってばらつきがある以上、誕生石に「これが絶対に正しい」という明確な普遍的基準はないぽん!!そもそも、誕生石を選定するようになった理由の1つに人々が宝石への興味を抱くきっかけにしたいという想いもあったと思うぽんから、今回の誕生石の話で少しでも宝石への興味を抱いてくれたなら幸いだぽこ♪

宝石に関して、過去のコラムで何度も取り上げているので、興味が沸いた方は覗いてみてくださいね!