![香水のアレなぜ?コレなに?「”パルファムやプールオム”てなに?」(R3.3/13UP)](https://d-taiki.com/wp-content/uploads/2020/12/75d2322ccc467b75eb3209ab1eb2b053.png)
意外と知らない「香水」の種類
「香水」を日常的によく使用するという人は多いと思いますが、一口に「香水」と呼ぶものが濃度(香りの強さ)や持続時間によって実は名称が変わることをご存知ですか?実は、以下の4種類のものを我々はひとまとめにして「香水」と呼んでいます。
※「名称」「濃度」「持続時間」に関してはメーカーや商品でまちまちですので、あくまで参考としてご覧ください。
Ⅰ.パルファム(parfum)
Ⅲ.オーデトワレ(eau de toilette)
余談ですが、よく「香水」と同じような使われ方をする「フレグランス(fragrance)」というものがあります。これは化粧品や「香水」などに使用される香料のことです。つまり「香水」はフレグランスの1種ということであって、「香水=フレグランス」ではありません。
ちなみに、「香水」を見ているとよく「プールオム(pour homme)/プールファム(pour femme)」といった単語を見かけますが、これはフランス語で「男性用/女性用」を意味し、英語で言うところの「for men/for women」と同義です。
「香水」の正しい使い方
Ⅰ.つけ方
皆さんは「香水」をどのように使用していますか?筆者はよく左手首に2~3プッシュして、右手首で擦り合わせるように使用していますが、この使用法は間違いのようです。正しい使い方のポイントは以下の2点です。
1プッシュ
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適量は「1プッシュ」です。よく使用する「香水」の香りは鼻が慣れているため感じづらく、ついつい多くプッシュしがちですが、「1プッシュ」でも周囲の人にはしっかりと香っています。
擦らない
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擦ってしまうと「香りの粒」をつぶしてしまい、「香水」本来の香りを楽しめなくなるだけではなく、持続時間も短くなってしまいます。プッシュ後は擦らずに自然乾燥させましょう。
Ⅱ.タイミング
「香水」をつけるタイミングも重要です。実は、「香水」は時間経過とともに3段階で香りが変化していきます。
①トップノート
「香水」を付けてから5~10分後に香る、「香水」の第一印象となる香りです。
②ミドルノート
「香水」を付けてから30~60分後に香る、「香水」の核となる香りです。「ハートノート」とも言われます。
③ラストノート
「香水」を付けてから2~3時間後に香る、「香水」の残り香となる香りです。「ベースノート」とも言われます。
このように、同じ「香水」でも時間経過によって香りが変化します。「香水」本来の香りが一番発揮されるタイミングは「②ミドルノート」なので、出掛ける30~60分前に「香水」を付けておくとベストです。また、「香水」を購入する際は出来るだけ「②ミドルノート」まで確認できればいいですね。
余談ですが、終始香りが変化しない「シングルノート」や付ける人の肌によって香りが変化する「シンクロノート」と言われる「香水」も存在するようですよ。
Ⅲ.つける部位
汗を多くかく部位や体臭の強い部位(首回り、額、脇など)に「香水」を付けると、「香水」の香りが汗や体臭と混ざり合うために「香水」本来の香りを楽しむことができません。そのような事態を避けるために、以下に「香水」を付けるおすすめの部位とその理由を簡単にまとめます。
強く香らせたい場合
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・手首の内側
手首はよく動かす部位なので、香りを周囲に広げやすいためです。
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・耳裏・うなじ
体温が高い部位なため、「香水」に含まれるエタノールが揮発しやすく、より効果的に香りを発揮させることができるためです。
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・左胸
心臓の脈動によって香りが伝わりやすいためです。
ほんのり香らせたい場合
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・腰
洋服の間からほんのりとした香りが全身に行き渡るためです。
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・膝裏
体温が低い部位なため、「香水」の香りが発揮されにくく、かすかにしか香りが立たないためです。
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・足首の内側
歩く動作などによって、香りが下から上に立ち上り、全身をほんのりと香らせてくれるためです。