真珠とは?
真珠といえば冠婚葬祭でよく使われてる身近なものよねぇ♪使用頻度や知名度で言えばダイヤモンドに次いでメジャーなんじゃないかしらぁ
そして、真珠もれっきとした宝石の1つですね。宝石と言われたら「宝の石」だから、ダイヤモンドとかルビーみたいな鉱石(無機物)だけがイメージされがちですけど、真珠や珊瑚、琥珀のような生物由来の有機物も立派な宝石ですね
そうだぽこぉ♪じゃあ、そんな真珠を売却するとなった時、査定はどうなると思うぽこか~??
そりゃぁ、宝石なんだから値が付くに決まってるでしょぉ♪
ところがどっこい!買うと高い真珠だけど、いざ売却するとなると値が付かないことが多々あるんだよ
あじゃ!??なんでぇ!!?高いってことは価値があるってことだから、売る時もいい値が付くんじゃないのぉ!?
…っは!!もしかして、真珠は唯一作れる宝石だから査定が厳しいんですか?
ご名答だぽん♪真珠の査定が厳しい要因の1つがそこにあるぽん!!
唯一作れる宝石「真珠」
作れるぅ?合成ってことぉ??
いや、真珠における作るというのは養殖のことだよ。養殖をざっくり説明すると、真珠は貝の生理作用によって形成されるんだけど、その作用を人為的に起こさせる処置を貝に施し、その貝を育成することで真珠を収穫するものだよ。ちなみに、この収穫は年に一度(12月か1月)に行われるよ
「貝が自然に作り出したものだけが真珠だ!その過程に人の手が加わった養殖真珠は偽物だ!」という裁判沙汰もあったりしたぽんが、今では養殖真珠も真珠(本物)として認められているんだぽん!!現状、市場に出回っている真珠のほとんどは養殖真珠だぽんね♪
ふむふむ。真珠の形成に人の手を加えて管理することで安定した養殖真珠の供給をしているということなんですね
うむ。イメージとしては農作物と同じだね。天候に左右されて不作の時があったり品質に差が出たりするけど、種を撒き、大事に育てれば物自体が枯渇することはない。その点で、埋蔵量に限りがあって、いずれは枯渇するであろう他の宝石と比べると希少価値の面で劣ってしまうんだ
なるほどねぇ...。でも、作れる宝石って真珠に限った話じゃなくない??
確かに、合成ダイヤモンドとか合成ルビーとかありますね
そういった合成石は天然のものと同じ成分、環境条件を再現して作られるから、見た目も性質も限りなく本物に近いものが出来上がるぽこ!でも、地球が何千、何億年と育むその過程だけは再現できないから、やはり合成石は本物とは見なされないんだぽこ…。だから、買取の時も査定が出来ないぽん…
対する養殖真珠は、さっき言った通り、人の手が加わってはいるものの本物として認められているから、品質の良い養殖真珠は高額査定できる場合もあるんだよ
要するに、真珠はただ作れるだけじゃなくて、本物として売買もできる唯一の宝石ということですね!
真珠の査定が厳しい理由
ん~、でもぉ、やっぱり疑問ねぇ...。合成石が査定出来ないのは、そこに地球のロマンがない作り物だからってのは何となくわかるんだけどぉ、なんで真珠の査定が厳しいのかがわからないのよねぇ...
養殖といえども合成石とは違って本物として認められてるし、養殖ならある程度品質のいいものを採ることもできるはずですしね
その疑問はごもっとも。現に真珠製品を売却に来られたお客様に値が付かない、付きにくい旨を説明すると、「買った時は高かったのに…」「真珠は高いものだと思ってたのに…」とびっくりされる方が多いんだ
養殖真珠は本物と認められているし、確かに品質のいいものも多く出回っているぽこ!でも、それは裏を返せば、養殖によって、尽きることなくいいものが出回り続けるということだぽん…
ダイヤモンドやルビーなどの宝石はその美しさももちろんだけど、埋蔵量に限りがあって、いずれ枯渇してしまうという点で希少価値が高いんだ。仮に、枯渇して供給が止まれば、より希少価値は高まるだろうね。でも、真珠は養殖すれば毎年採れる。不作の年があったとしても、真珠を形成する貝が絶滅でもしない限り、枯渇することがないから希少価値はどうしても低くなってしまうんだ
「数量〇〇個限定!!」みたいなイメージかしらぁ…。そりゃぁ、数量に限りがある方がプレミア感はあるわよねぇ...
でも、ならどうして真珠は買うとはあんなに高いんですか?
その大きな要因は経年変化だぽんね!真珠は貝が作り出す有機物だから、生物由来のタンパク質とカルシウムで構成されているんだぽん♪この2つの成分が酸や紫外線、高温多湿などの影響をダイレクトに受けやすく、結果として黄ばんだり輝き(テリ)が失われたり亀裂が入ったりといった経年変化が現れるんだぽん!
酸は汗、紫外線は太陽光、高温多湿は梅雨というのがわかりやすい例だね。他の無機物の宝石全部がこれらの影響を全く受けないというわけではないけど、無機物の宝石に比べて有機物の真珠はかなりデリケートなんだ
じゃあ、真珠は使えば使うほど、どんどん劣化してしまうということですか…
もちろん、汗が付いたら柔らかい布で拭き取ったり、太陽光下になるべく晒さないようにしたり、高温多湿を避けて保管したりと丁寧に取り扱えば経年変化を遅らせることも可能だよ。でも、人がやがて老いてしまうように、真珠の経年変化は避けられないんだ…
まるで生きた宝石ねぇ...。じゃあ、真珠の査定が厳しいのは経年変化で黄ばんだりテリがなかったりしてるからなのね!
そうだぽん♪新品で購入する時は採れたてツヤツヤだから高価だけど、使用するにつれてどんどん経年変化してしまうから、いざ売ろうとなった時にびっくりしてしまうくらい安かったり、そもそも値が付かなかったりしてしまうんだぽこぉ~!新車を10年乗り回した後に売る場合をイメージしてほしいぽん♪
もちろん、採れたてツヤツヤだからという理由だけでは高価にはならないよ。大粒で、色がきれいで、真円に近くて、キズもなくて、テリもよければ高価になるんだ。いくら真珠は希少価値の面で劣ると言っても、これらすべてを満たした真珠はなかなか採れるものでもないから希少性は高く、高値で売買されるよ
まとめると、真珠の査定が厳しいのは、
①養殖によって数が安定して供給されているから、埋蔵量が限られている無機物の宝石に比べて希少価値の面で劣ってしまう
②購入した時は高価で良い真珠でも、避けられない経年変化によって黄ばんだりテリがなくなったりしてしまっている
③そもそも小粒だったり歪な形だったりキズがあったりテリが悪かったりしている
といった理由があるからなんですね!
まぁ、ひとまずはそういう認識でいいと思うよ!値が付くかどうかは、実際に目で見て査定してみないとわからないから、真珠製品をお持ちの方はタイキの無料査定を一度ご活用ください
タイキには毎日のように真珠製品が持ち込まれるぽん♪養殖真珠発祥の地、三重県の質屋として真珠の査定には自信を持っているぽんで、真珠製品のご売却をお考えの方はお気軽にどうぞだぽーん♬