Q.養殖真珠のパイオニアといえば誰か?
①御木本幸吉 | ②福沢諭吉 |
③伊能忠敬 | ④北里柴三郎 |
A.①御木本幸吉
三重県といえば真珠、真珠といえば御木本幸吉(みきもとこうきち)、これは外せないね
1893年に半円真珠、1905年には真円真珠の養殖に成功し、宝飾品としての真珠を世界に広めた立役者ですね
天然真珠と養殖真珠の違いについては、だいぶ前のコラムでも触れられていたけど、やっぱり養殖と聞くと、マイナスイメージを持っちゃう人も多かったんじゃない??
その通りで、真円真珠の養殖が軌道に乗り出した御木本氏は日本国内のみならず、イギリスでも養殖真珠を売り出したわけだけど、ここで問題が勃発するんだぽこ…
ロンドン紙では天然真珠と見分けの付かない養殖真珠があらわれたせいで、真珠市場が混乱していると報じられたり、フランスでも輸入禁止運動が勃発したりと、御木本陣営VSイギリス&フランスの対立が激化、そして国際裁判にまで発展していくんだ
なんか、昨今の天然ダイヤと合成ダイヤ事情に通ずるものを感じるわねぇ...
まぁ、イギリスやフランス側の宝石商からしたら、天然真珠よりも割安で品質も安定している養殖真珠がポッと出てきて市場を圧巻し始めたらおもしろくないですよね…
ただ、オックスフォード大学などによる研究結論や御木本氏からの聴取により養殖真珠は天然真珠と変わりはないという結論が下されたため、両国は訴訟を取り下げざるをえなくなったんだぽこよ♪
そこはイギリスもフランスも中立的にジャッジしてくれたわけねぇ♪
かくして、御木本氏の養殖真珠は宝石として世界に認められ、この国際真珠裁判での勝訴を足掛けに生産量を伸ばしていくことになるよ