教えて!シチタヌキさん!「”金の鑑定方法”てなに?」(R4.3/26UP)

これは金製品??

この指輪って金の指輪かなぁ??

どれどれ...。ふむ、刻印が見当たらないね

通常、ちゃんとした金製品だったら指輪の内側にK18とか750といった刻印がありますよね

この刻印についての詳細は過去のコラムを参照だぽこ~♪

この指輪にはその刻印がないから、偽物ってことかぁ…

一応、ちょっと鑑定してきてもいいかな?(スタスタスタ)

金かどうかの簡易鑑定法

あら、指輪を持って奥に行っちゃったわねぇ...。何してるのかしらぁ…

タイキでもよく見かける光景ですね。この時、ボクたちが一体何をしているのかを紹介します!

実は、金かどうか疑わしい製品の場合、裏では試金石法(タッチストーン法)と呼ばれる鑑定を行っているよ

この鑑定に用いるのが、こちらの硝酸試金石だぽん!!

これでどうしてるのよぉ??

大したことはしてないよ。まず、指輪を試金石に擦り付けて条痕を付ける――――

擦ったら指輪にキズ付かない!!?

安心してぽこ♪目立たない所を擦るし、その際に削れる量もせいぜい数ミリグラムだぽんから、どこを擦ったかもわからないと思うぽこよ♪

ホッ

――――そして、その条痕に硝酸を数滴垂らすだけです

それで何がわかるのぉ??

そうすると、金ではない方の条痕は煙を上げながら消えるんだ。ちゃんとした金の方は消えずに残るよ

ほへぇぇぇぇえ!!一目瞭然ねぇ!!やっぱり、あの指輪は偽物だったのかぁ…

この条痕と酸との反応結果を見ることが一番わかりやすいぽんけど、慣れてくると擦った感触や付いた条痕の色合いとかも判断材料になるぽこよ♪

まぁ、これはあくまでも時間を取らない簡易的な鑑定方法。他にも比重計を使った鑑定とかもあるけど、尺の関係で割愛するね

ほぉぉい♪裏で何をしてるのか知れて、少しお得な気分になったわぁ♪