しちビア No.044

Q.毒が混入していると変色することから、毒殺を恐れた貴族が食器に用いた金属はどれ?

①金②白金

A.

――王位や権力、遺産などを巡る抗争の中で横行したのが暗殺……とりわけ、中世ヨーロッパの時代においては無味無臭で水に溶けるヒ素を用いた毒殺が多用されました――

「おおおお、今宵も豪華な食事じゃあ~!」と食べたら、ヒ素があちこちに混入してて毒死……なんてことが多々あったようですね…

その対策として用いられたのが銀食器で、例えば、ヒ素が混入したスープを銀製のスプーンで掬うと黒く変色するんだ

ただ、これは銀がヒ素に反応しているのではなくて、厳密に言うとヒ素に含まれている不純物の硫黄に反応して黒くなっていたんだぽん♪

銀と硫黄の化学反応については、確かこのコラムで詳しく解説されてたわね!!

――原料の硫砒鉄(りゅうひてつ)からヒ素を精錬するわけですが、当時の精錬技術は未熟だったため、不純物として硫黄も含まれてしまい、それが銀と反応していたわけです――

逆に、技術進歩した現代においては硫黄を含まずにヒ素を精錬出来てしまうため、ヒ素入りのスープを銀製スプーンで掬っても変色しません...

あら、そろそろご飯の時間ねぇ...!!!まずはスープでも作ろうかしらぁ……♪