金張りとは?金メッキとは?
掃除してたら、金のネックレスを2本発掘したから、売ろーっとぉ♪
喜んで買取するよ!どれどれ......むっ!!これは…。これも......
え!?もしかして、かなりのお値打ちものだったり...!!?
いや、残念ながら、どっちも純粋な金ではないね
あじゃ!??でも、見た感じ金だし、ちゃんと「K18」って刻印もあるわよぉ?
K18の後をよく見てみるぽこよ!
GFとGP...。なんだったっけなぁ、金張りとか金メッキって意味でしたっけ?
うむ。GFは「Gold Filled(ゴールドフィルド)」の略で金張り、GPは「Gold Plated(ゴールドプレーテッド)」の略で金メッキを意味しているんだ
まぁ、どちらも表面だけ18金ということだぽんね♪
表面だけは本物の金で、中身は金じゃないということかぁ
じゃぁ、中身は何なのぉ?
中身のことを母材(ぼざい)とか芯材(しんざい)と呼んだりするんだぽこが、これには主にブラス(真鍮)やシルバー(銀)が使われるぽこ♪
ベースとなる真鍮や銀に金を張り付けたりメッキしたりしているということだね
なるほど。ところで、金張りと金メッキって何か違いはあるんですか?
どっちも見かけは同じに見えるけどぉ…
確かに、どちらも外観を金にするという点では同じだけど、その製法や特徴に差があるんだよ
GF(金張り)とGP(金メッキ)の差
具体的に、どういった差があるんですか?
それに、GF(金張り)は熱と圧力を用いて母材と金を原子レベルで結合させる製法、GP(金メッキ)は電気分解を用いて母材に薄い金の膜を被らせる製法だから、ただ被らせるGPより結合させるGFの方が金が剥がれにくいんだ
そもそも金は腐食に強いから、金の層が厚くて剥がれにくいGF(金張り)は長期的な使用でも変色しにくいという利点も持っているぽこよ♪
ふむふむ。同じ金による表面処理でも、GF(金張り)の方がワンランク上なのねぇ
確かに、これだけを聞くと、GF(金張り)の方がいいように思えるね。特に、身を飾る指輪やネックレスに関しては、金が剥がれにくく変色しにくいGFの方が向いているね
ボロボロに金が剥がれたり変色したりすると...ちょっと、ねぇ……
でも、GP(金メッキ)にもいい点はあるぽん!金の層が薄いということは、それだけ金の使用を抑えられるし、GF(金張り)より加工に手間がかからないので、GPは安価で気軽に使えるぽこ♪
しかも、金には美しい外観はもちろんだけど、電気を流しやすいという特徴もあるから、普段お世話になっているパソコンやスマホなどの電子部品や半導体によくGP(金メッキ)が施されているんだよ
ふむふむ。電子部品や半導体の電気伝導率を上げるためなら、GP(金メッキ)くらいの薄さでも十分ですもんね。これをGF(金張り)でやったらコストもかかりそうですし
ぽこぽこ♪もちろん例外もあるだぽんけど、真鍮や銀製の指輪やネックレスなどに金の外観を与えるといった装飾的な目的が強い場合は長期使用が見込めるGF(金張り)か安価で済むGP(金メッキ)を使い、電子部品や半導体の電気伝導率を上げるといった機能的な目的が強い場合は低コストなGPを使うということだぽん♪
なるほどぉ!!同じように見えるGF(金張り)にもGP(金メッキ)にも、それぞれ特徴があって、使用される目的によって使い分けされていたのねぇ♪
うむ!まぁ、GF(金張り)もGP(金メッキ)もどちらにせよ、貴金属としては買い取りが出来ないから、売ろうかなと思う貴金属があるときは、刻印を確認してみてもいいかもしれないね
あくまで、貴金属として買い取れないだけで、ブランド製品としては買い取り出来る場合もあるぽこよ~♪
ま、わからないことがあったら電話(0596-25-2000)か問い合わせで気軽に聞いてねぇ♪