Q.次のうち、磁石に反応しない宝石はどれ?
| ①パイライト | ②ガーネット |
| ③アイオライト | ④アクアマリン |
A.①パイライト

磁石に反応すると聞くと、宝石と磁石がバチンと引っ付くイメージを持つかもしれませんが、今回の場合はそんなわかりやすい反応ではないよ
実用化されている永久磁石の中で最も強力なネオジム磁石を近づけて僅かに反応するレベルのものが多いようです…!!
——どういった宝石が磁石に反応する場合があるかというと、基本的には宝石を構成する主成分(化学組成)に鉄(Fe)やマンガン(Mn)を含むものとされています——
主成分以外にも不純物としてFeやMnを含む場合も反応が確認されることがあるようだぽん♪

もちろん、宝石は自然が創り出すものだから、FeやMnの含有量は同じ宝石種でも均一じゃないし、それに伴って磁石への反応強度もバラバラになるよ
あれぇ……??パイライトの和名って確か黄鉄鉱だったわよねぇ……名前に「鉄」が入ってるくらいなんだから、化学組成にもFeが含まれてるじゃないの??
パイライトの化学組成はFeS₂……まさしく鉄と…あとは硫黄(S)が含まれていますね
ほらぁ!!じゃあ、Feを含むパイライトが磁石に反応しないっていうのはおかしくない!!?
確かにパイライトはFeを含んでいるけど、Sと結びついて性質が変わっているから、よく知る金属の鉄のようには磁石に引っ付かないんだぽん!

むしろ、反磁性という磁石に対して反発する性質に変わるんだけど、この辺りのメカニズムは電子が関わってくるから省略するね
反磁性も磁石に対する反応の一種なので、「Q.磁石に反応しないのは?」「A.パイライト」は厳密には誤りですが、選択肢の中ではパイライトのみが異なる反応を見せるという意図での出題でした…!
——最後に、選択肢中のガーネットも少し特殊で、似た化学組成を持つものをまとめてガーネットと総称するのですが、中には鉄やマンガンを含まないものもあるため、ガーネットなら何でも磁石に反応するわけではないです——
そんなガーネットについて、詳しくはこちらでまとめていますので、ガーネットの中でも鉄やマンガンを主成分に含むものを探してみてください
