【問題】以下の時計装飾技法のうち、
エナメル装飾技法に該当しないものはどれ?
——ジャンル:時計/難易度:★★★★★——
①クロワゾネ | ②アングラージュ |
③バスタイユ | ④プリカジュール |
【答え】②アングラージュ
赤で囲った部分のように、部品の角を削ってピカピカに鏡面仕上げする技法をアングラージュといいます
装飾技法の1つだけど、エナメル装飾技法ではないわねぇ♪
エナメル装飾技法の1つ、クロワゾネは仏語で「間仕切り」を意味するクロワゾンからきていて、その名の通り、金線で間仕切りされた中にエナメルを焼き付けていく技法だよ
金線が見えることからクロワゾンは日本語で有線七宝と呼ばれているわよぉ♪
バスタイユはギロッシュ(ギョーシェ)・エナメルとも呼ばれる技法のことで、旋盤で美しい模様を掘って、そこにエナメルを焼き付ける技法のことだよ
このバスタイユはシャンルべと呼ばれるエナメル装飾技法の1つで、シャンルべでは金線を使わず、掘ることで間仕切りするのが特徴だぽこ♪
掘って埋め込むといった意味合いから、日本語では象嵌七宝と呼ばれますね
プリカジュールは教会のステンドグラスのように、透過光によって透けて見えるエナメル装飾技法のことだよ
加工法はややこしいので説明を省きますが、透けて見えることから日本語では透胎(とうたい)七宝と呼ばれています
他にも、筆でエナメル画を描いて焼き付けるペイント・エナメルという装飾技法もあるわよぉ♪