ダイヤモンドの評価基準「4C」
以前、ダイヤモンドのみにある国際的に統一された評価基準である「4C」について話した際に出てきた蛍光性というワードを覚えているかな?
確か、ダイヤモンドに紫外線やX線を当てると青や緑色に蛍光して、その蛍光の度合いが強いとダイヤモンド自体の価値を下げるものでしたっけ
でも、蛍光性は4Cには含まれない項目だったわねぇ♪
そうぽん♪今回はそんな4Cには含まれないけど、ダイヤモンドの価値に影響を与えると言われる蛍光性について少し詳しく話していこうと思うぽこ♪
蛍光性とダイヤモンドの評価
そもそも、ダイヤモンドの価値を左右するのって4Cだけじゃないんですか?
基本的には4Cだけだよ。でも、蛍光性の度合いがある境を超えてしまうと価値…というよりは相場が下がる傾向にあるんだ
その境ってぇ…??
None(無し) |
Faint(弱い) |
Medium(中) |
Strong(強い) |
Very Strong(とても強い) |
その境を言う前に、まずは蛍光性の度合いの段階についてだぽん♪
蛍光性の度合いは全部で5段階あるのねぇ♪
Blue(青) |
BluishWhite(青みががった白) |
Green(緑) |
Yellowishgreen(黄緑) |
Yellow(黄) |
Orange(オレンジ) |
Pink(ピンク) |
うむ。そして、そんな蛍光性にはさまざまな色合いがあるよ
そして、ダイヤモンドのみの成績表である鑑定書には、この度合いの段階と色合いが組み合わされて表記されるぽこ♪
Medium(度合い)+Blue(色合い)って感じですね!
ぽん♪そして、ダイヤモンドの価値を下げうる境は一般的に蛍光の度合いがMedium以降だと言われているぽんよ…
色合いはあまり関係ないみたいだね
じゃぁ、度合いが Very Strongとかだと相場がかなり下がっちゃうのねぇ...
そう…。ダイヤモンドの価値のほとんどは4Cで決まるけど、この蛍光性という項目も非常に大事なんだよ
ほとんどの人は4Cに着目はしても蛍光性までは気にしてないでしょうしね
さまざまな蛍光性の色合い
蛍光性は天然ダイヤモンドの証、1つの個性として人気も出てきているという見解もあるぽんけど、Medium以降の蛍光性を持つダイヤモンドの相場が下がる傾向にあるのが実状だぽこ…
紫外線やX線などの肉眼では見えない光を吸収して蛍光するわけだから、普段ジュエリーとして楽しむ分にはあまり問題ないかもしれないけど―――
―――いざ売るとなった時、その蛍光性の度合いによってダイヤモンドの価値が下がる場合もあるから注意しておきたいですね!
とりわけ、メレダイヤ(0.1ct以下)や0.5ct以下のダイヤモンドに関しては蛍光性をそこまで気にする必要はないけど、0.5ct以上の大粒なものに関しては、いくら4C評価が高くても蛍光性いかんでは相場が1~3割落ちることもあるので注意だよ