Q.丑三つ時とは現在の時刻で何時頃のこと?
①午前2時~2時30分 | ②午前2時30分~3時 |
③午後2時~2時30分 | ④午後2時30分~3時 |
A.①午前2時~2時30分
草木も眠る丑三つ時なんて言うから夜中なんだろうなってのはわかるけど、具体的な時間までは知らないわねぇ…
このような12の干支を用いた日本ならではの時刻表示を不定時法と言って、明治5年に太陰暦から太陽暦に改暦されて現在の定時法になるまで用いられていた時刻制度なんだぽん♪
日の出と共に目覚め、日没と共に眠るという自然のリズムを基準とする不定時法は季節や地域によって1単位の時間の長さが違っている反面、定時法はそれらに関係なく1日24時間に等分割されているよ
ここで作成した表を見てもらうのですが、干支が時計回りに並んでいて、日が沈んでいる上半分が夜、日が出ている下半分が昼、外周の数字は現在の定時法に該当する時間となっています
九とか八とかって何の数字なの~??
不思議な数字の並びだけど、これは中国の陰陽説という考えに由来していて、九を活力のある特別な数字と捉え、その6倍までの数(9/18/27/36/45/54)の下一桁を記しているよ
当時、太鼓や鐘で時刻を知らせるとき、多すぎても困るので10の位を省略したようです
じゃあ、丑三つ時が現在の時刻で何時頃なのかだけど、2時間単位の1刻を30分に4等分したとき、0~30分を一つ、30~60分を二つ、60~90分を三つ、90~120分を四つと数えていくんだぽこ♪
じゃあ、丑の刻の三つ目の時間だから、現在の時刻で言うと午前2時~2時30分を指すわけねぇ!!
今回のような不定時法の時に用いられていた表現の名残りは他にもあって、おやつの時間や正午をお知らせしますというのもよく見聞きするんじゃないかな?
現在の午後1時~3時に該当する昼の八つ時に軽食を取っていたことから転じておやっつ→おやつと呼ぶようになったんです!
正午はまさしく午ということで、お昼のてっぺんの12時のことだぽこね♪