シチビア🐾 No.100

Q.“敵対的生成ネットワーク”の略称はどれ?

①GAN②GIN
GUNGEN

A.①GAN

かなり専門的な用語みたいだけど、私たちに何か関係あるの??

Generative Adversarial Networks/略称GAN敵対的生成ネットワークと呼ばれる技術のことで、これは簡単に言うと2つのニューラルネットワークが互いを敵として認識し競い合うことでより高度な学習を進める仕組みのことだよ

――ニューラルネットワークというのはヒトの脳の神経回路(ニューロン)を模倣して意思決定を行う機械学習プログラムまたはモデルのことです――

聞いているだけでものすごい技術だというのはわかるのですが、それが我々にどのように関わってくるのでしょうか…??

中国ではこのGAN技術を取り入れた中古ブランド品のAI鑑別技術が急成長していて、例えば一方は偽ブランドバッグ画像を生成し悪役を演じ、もう一方は本物のデータを元に悪役の作ったその偽物を見破る識別者を務めることで互いに競い合うぽん♪

――この悪役と識別者の競い合いにより、悪役はより精巧な偽物を作るようになり、識別者はより高い精度でそれを見破るようになるという成長のループが発生します――

そんなGAN技術の更にすごい点が世の中にまだ存在しない未知の偽造品をも想定することができることなんだ

今までのAI鑑別だと既存の偽造品データをAIが学習するだけだったけど、このGAN技術は悪役がどんどん未知のバリエーションをニセモノ業者の目線から生成してくるからねぇ...!!

我々ヒトの手による鑑別の限界を優に超える精度を誇るので、消費者としては安心安全で良いですが、そのうち我々の業務もすべてAIに取って代わられるかも!?と考えると複雑な心境です…

AIの進歩は止められないから、それをうまく活用しつつ、ヒトの手だからこその付加価値を見出していくしかないね…!!