Q.ライセンスビジネスを行わなかったブランドはどれ?
①BURBERRY | ②GUCCI |
③HERMES | ④DIOR |
A.③HERMES
ライセンスビジネスぅ~~?
知的財産権(著作物や商標など)を持つ企業がその使用を他の企業に許可するビジネスのことをライセンスビジネスと言います
許可する側をライセンサー、される側をライセンシーと呼んだりもするぽこ♪
例えば、Aというブランド(ライセンサー)がBという企業(ライセンシー)に「ウチのブランドロゴを使って商売してもいいよ!あ、その代わり、ロゴの使用料は頂戴ね!」みたいな契約を持ちかけた場合、ライセンスビジネスに当てはまるね
ライセンサーは複数の企業とライセンス契約を結ぶことで、ロゴの使用料という利益/ロイヤリティを得られるんだぽこよ♪
フランチャイズみたいなものねぇ♪
ライセンシー側も知名度のあるロゴを堂々と自社製品に使えるわけですから、自社の売上を伸ばすことが出来て、まさにWinWinのビジネスモデルなんです
実際に、このビジネスに飛びついた海外ハイブランドも多く、GUCCIやBURBERRY、DIORなどのライセンス品が百貨店にひしめいている時代もあったね…
でも、WinWinなんだし、消費者側もライセンス品とは言えども、ハイブランドの名が付いたものを格安で買えるんだから喜ばしいことじゃないの??
短期的に見ればそうなんだけど、結局のところ、ライセンス品はライセンサーから許可を得たライセンシーが作ったものだから、厳密にはそのブランドの正規品とは呼べない代物なんだぽこ…
初めのうちは消費者も海外ハイブランドの品が現実的な価格帯で手に入るということで飛びついたわけだけど、情報化社会が進む中で「ライセンス品は厳密には正規品ではない」という事実が周知されたことを一因に、徐々にライセンス品の人気は衰退していくんだ
そして、ロイヤリティ欲しさにライセンス品にロゴを貸してしまったライセンサーのイメージも必然的に落ちてしまうわけだぽん…
ライセンス品が横行して、あちこちの製品にロゴが乱用されてるわけだから、そのブランドを持つ優越感とか特別感とかは薄れちゃうわよねぇ...
短期的にはWinWinですけど、結局は売れなくなって、ブランドイメージも毀損して、その負の遺産が未だに市場に漂っているわけですからね…
対して、目先の利益に囚われなかったHERMESやLOUIS VUITTON、CHANELなどはライセンスビジネスに手を出さず、自らのブランドイメージをしっかりと保ったんだぽん♪
まぁ、ライセンスビジネスの失敗によるブランドイメージ低下を見事に盛り返したブランドもあるけど、それはまた別の機会にということで